ナノ粒子をキャリアとしたImage-based Therapyを実現するためには、診断ではプローブを投与してから撮像までの待ち時間の短縮、内照射治療では粒子が血中に滞留している間の非特異的な被ばくの低減が重要な課題である。そこで本研究では、血液に滞留したナノ粒子を強制的に血液外に排除する手法を検討し、抗ナノ粒子抗体を用いて血液由来のバックグラウンドシグナルの大幅低減させることに成功した。また、飛程が短く非特異的な被ばくを抑制することが可能であると期待されるオージェ電子放出核種を用いたナノ粒子型内照射治療用薬剤を開発した。
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