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2018 年度 研究成果報告書

骨軟部腫瘍における薬剤感受性・耐性機構の解明に基づいた新規個別化薬物治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 26713046
研究種目

若手研究(A)

配分区分一部基金
研究分野 整形外科学
研究機関九州大学 (2014, 2017-2018)
国立研究開発法人国立がん研究センター (2015-2016)

研究代表者

遠藤 誠  九州大学, 大学病院, 助教 (40713433)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード肉腫
研究成果の概要

骨軟部腫瘍に対して広く用いられているドキソルビシン、パゾパニブ、エリブリンなどの薬剤に対して、薬剤耐性を示す軟部肉腫細胞株の作成を行った。樹立された薬剤耐性細胞株を用いて、薬剤耐性に関与する遺伝子およびタンパクの分析を行った。そのなかで、滑膜肉腫のパゾパニブ耐性株を用いた研究により、その薬剤耐性メカニズムの解明に成功し、英文雑誌に発表した。そのほか、薬剤耐性に関与する低酸素誘導因子であるHIF1αが悪性末梢神経鞘腫瘍で予後不良因子であり、治療標的となり得ることを見出した。平滑筋肉腫において、エリブリンへの薬剤耐性獲得に、Class III β-tubulinの過剰発現が関与することを見出した。

自由記述の分野

骨軟部腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果を発展させ、臨床的な有用性が示されれば、骨軟部肉腫患者の薬物療法において、より効果を期待できる薬剤選択に有用と考えられる。また、本研究で明らかとなった薬物耐性獲得機序を阻害することに成功すれば、薬物療法の効果を長期に持続させることが可能となり、骨軟部肉腫患者の予後改善につながる可能性がある。

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公開日: 2020-03-30  

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