インターネット上のアプリケーションに対して理論的に品質保証を実現する手段として、現実に起こる事象をオンライン問題と呼ばれる問題として定式化した上で、その問題に対するアルゴリズムを設計し、最悪値(競合比)を用いてそのアルゴリズムの性能を評価する研究が盛んに行われている。本研究は、その様な問題の中において最も重要な問題群であるバッファ管理問題について、(a)新たな問題の定式化(問題の作成)とそれに対するアルゴリズムの設計と性能評価、(b) 2つの主要な未解決問題に対するアルゴリズムの設計と性能評価、の2点に取り組み、新たな研究成果を得た。
|