ユーザ及びオペレータの挙動を考慮したコールセンターの待ち行列モデルを考える.具体的にはコールセンターに電話した客がすべてのオペレーターが対応中の場合やすべての回線が使われる場合に,その客がしばらくしてから再試行する.また,空きの電話回線があっても対応可能なオペレーターがいない場合に,しばらく待ったら途中退去する.一方,待機している電話がない場合は,オペレータが顧客に電話することがある.また,オペレータは顧客と通話した後に,その顧客のための後処理を行う.これらの挙動を考慮したモデルを解析することによりコールセンターにおける最適な設計の基準を提供する.
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