(1) t-値とWAFOMが共に小さい高次収束準モンテカルロ点集合を探索した。また、前の計算結果を保持したまま点数を増やすことが出来る、拡張可能性を有する低WAFOM点集合を探索した。(2) 64ビット最適均等分布F2-線形発生法を開発した。(3) 2次元プロジェクションのt-値がより小さいSobol'型点集合の試作品を探索した。金融工学の数値積分に応用し、比較を行った。(4) マルコフ連鎖準モンテカルロ法のためのCUD近似点集合の探索アルゴリズムを模索した。特に、正則連分数展開に基づいて2次元のt-値が最適化された周期の短いTausworthe発生法を応用する、見通しの良い方策を得た。
|