研究実績の概要 |
環境問題への対策は, 現代社会における重要な研究課題のひとつである.生態統計学においては, ノンパラメトリック法が多用されているが,多変量データに対するノンパラメトリック法の構成については, 理論的難しさからあまり研究がなされてきていなかった.そこで,統計学に不可欠な検定問題に焦点を当てて理論の構成を行う津子とを研究目的としていた. 平成26年度では,検定統計量の考案および分布の導出を研究計画としていたが,Math. Sci (Murakami, 2014),Comput. Stat. (Ogura and Murakami, 2014),Stat. Neerlandica (Murakami, 2014) に論文として研究成果を発表した. 平成27年度では,多変量検定統計量の提案および分布の導出を研究計画としていたが,Math. Sci. (Murakami, 2015),J. Korean Stat. Soc. (Murakami and Ha, Murakami and Lee, 2015),Statistics (Murakami, 2015),Commun. Stat. Simul. Comput. (Murakami, 2015),J. Stat. Comput. Simul. (Murakami, 2015) に論文として研究成果を発表した. 平成28年度では,変化点問題への拡張を研究計画としていたが,拡張の前に解決する必要がある問題点が出てきたため,その解決に向けて研究を進めた.その研究成果として,Stat. Prob. Letters (Murakami and Lee, 2017),Austrian J. Stat. (Murakami, 2017),TEST (Murakami, 2016),AStA (Murakami, 2016) に論文として発表した.
|