本研究計画では,(1) 数値データを地形データに変換するアルゴリズムの構築,(2)わかりやすい構図や注釈配置による地図表現の可読性の向上,(3) ユーザの好みや興味の対象によるカスタマイズの機構の導入の3 つの課題を,3 年間において取り組んだ.高次元数値データから地形データへの変換及び可読性の高い地図画像表現の生成までの一連の可視化処理について,手法の定式化を図る.その後,データ変換および可視化画像生成のそれぞれの段階における最適性を表す指標を定義し,対話処理を通じてユーザの興味の対象に応じ結果に変更を加えることに着手した.その効果を,注視点計測装置を用いた実験を通して評価・検証を行った.
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