本研究では,振動刺激による3次元形状提示において,比例尺度を満たす振動強度設計手法を確立することを目指した.ウェーバー・フェヒナーの法則を基礎とし,スティーヴンスのベキ法則や他の補正項を組み合わせることで,比例尺度を満たすあることを示唆する振動強度設計モデルを構築した. また,タッチパネルを備えた情報端末向け視・聴・触コンテンツ用ライブラリを整え,本コンテンツ用のウェアラブル振動デバイスを実装することで汎用性の高い3次元コンテンツの体験環境を整備した.さらには,提案手法を足部に応用し,触体験の拡張を行った.
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