本研究課題の実績は以下の4つにまとめることができる。 ①互いに関係をもつ複数データから共通特徴および個別特徴を同時に抽出するための新しい枠組み(CIFA)を提案した。②高次元の複数データから支配的な共通成分を取り出すための有効な特徴抽出アルゴリズムを開発した。③複数の被験者の脳波を用いた定常状態視覚誘発電位(SSVEP)に基づく脳コンピュータインターフェース(BCI)システムを構築した。④提案した特徴抽出法(CIFA)を導入することによって、BCIシステムにおけるSSVEPの識別精度を大きく向上させることに成功した。 また、本研究成果は8件の学術論文および2件の国際会議にて発表された。
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