人らしく見える人物動作アニメーション表現を実現するために,眼球や頭部,胸部を注視対象に向けて回転させる視線動作を既存の動作アニメーションに付与する手法が利用されている.しかしながら,ユーザの意図した視線動作を実現するように制御モデルのパラメータを設定するにはパラメータの理解に加えて試行錯誤による調整が必要となる.そこで本研究では,ユーザの主観的な評価に基づいて視線動作の挙動を決定するパラメータを最適化する手法を提案する.視線制御モデルを基に,視線動作を複数のパラメータで表現し,対話型GAを用いて鑑賞者が自然であると感じる視線動作アニメーションを実現するパラメータを獲得する.
|