本課題では以下の3要求を満たすモデリング教育・研究のためのツールプラットフォームの開発を実施する.R1)マス教育にも利用できるようにツールインストールの手間が最小限であること,R2)記述されたモデルの状況を教員がリアルタイムに把握できること,R3)記述されたモデルに対するフィードバックをできる限り素早く受講生に返すこと. 本年度は計画に従い以下の研究開発を実施した: 本ツールを講義などで実証実験したところ,1) 制限付きモデルの文法定義方法がツール独自のものであるため習得しにくい,2) ツールが大規模であるためカスタマイズが困難である,3) 課題の提出管理が難しい,といった課題がでてきた.そこで本年度は,1) 制限付きモデル定義を業界標準であるecoreと呼ばれる方法に準拠することにし,2) カスタマイズが容易になるようにツールのソフトウェアアーキテクチャを見直し,3) 課題の提出管理を容易にするためにMoodleなどのLeerning Management System(LMS)との連携ができるようにした.
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