過去の研究で実現した学習用ゲームを自動生成するオーサリングシステムを拡張し,生成される学習用ゲームに学習者の理解状況に応じた学習支援機能を自動で追加実装する機能を開発した.低正答率の問題を優先出題,種別毎の正答率提示,低正答率問題の解説提示,ゲーム中の低正答率問題の強調表示,といった支援機能が自動実装される.学習者の理解状況は,ゲームプレイ中に学習活動が発生しうるタイミングで,プレイヤーが選んだ手が良手か悪手かで推測する.支援機能を持つ学習用ゲームを実際に利用してもらったところ支援機能の有無で連続誤答率に有意な差が見られた.
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