大気質モデルによるPM2.5予測における支配的な誤差要因を抽出するために、大気質モデルCMAQとCAMxによる大気汚染物質濃度再現性の相互比較、日本国内の地域汚染と国外からの長距離輸送時のPM2.5再現性評価、オンライン結合版WRF-CMAQを用いた気象-大気質間の相互作用の影響評価、主要計算条件の変更に伴うPM2.5予測結果の変動評価を実施した。日本国内ではPM2.5濃度が過小評価となる場合が多かったことから、PM2.5予測精度を向上させるために、過小評価改善に寄与すると考えられる要因について更新を行ったところ、大気質モデルによるPM2.5濃度の過小評価は39%軽減された。
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