本研究では、1980年代から現在までの日本において、日本市場を対象に自動車保有のコホートデータを整備した。まず自動車データとデモグラフィックデータとの相関分析を行った。主な結果は、普通乗用、小型乗用、小型四輪貨物に対し、所得と人口密度は正の相関、車齢、消費者物価指数、ガソリン価格、平均世帯サイズ、人口、列車・バス使用は負の相関、純移動率と高齢者割合はあいまいな相関が見られた。次に、新車の売上シェアに対する車両と燃費の弾力性をランダム係数ロジットモデルで、保有自動車台数に対する自動車保有税と燃費の弾力性の変化を動的コホートモデルで推計した。
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