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2014 年度 実施状況報告書

無意識動作で測るポジティブ感・ネガティブ感に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26750002
研究機関札幌市立大学

研究代表者

柿山 浩一郎  札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (30410517)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード実験システム / 実験計画 / 無意識動作 / ポジディブ / ネガティブ
研究実績の概要

まず、本年度の研究計画で第一の目的とした「無意識動作」の取得システムの開発では、各種センサー等を検討した結果、3次元位置計測システム(POLHEMUS社製 PATRIOT)とグラスタイプの視線計測装置(竹井機器工業株式会社製 トークアイ・ライト(両眼タイプ))を組み合わせて、頭の傾き【首をかしげる】、画面との距離【興味のあるものに対して身を乗り出す】を取得する仕組みを構築した。
第二の目的とした提示用コンテンツ閲覧システムの制作では、今後の実験を想定し「閲覧評価(動画)」(3秒毎に左の20種の画像が入れ替わる動画刺激)と「操作評価(静止画)」(画面でデバイス上に示される画像群を、提示された評価軸にしたがってタッチ操作で並べ替えさせるもの)の2種類を構築した。
第三の目的とした実験システム構築では、実験環境の評価を目的として設定した「デバイスの違い」「刺激の違い」「比較対象」「立ち居値」「接続」の項目と、取得データの評価を目的とした「持ち方」「画面との距離平均」「磁界ノイズ」「タッチノイズ」の項目で実験システムを評価する実験計画を構築した。
第四の目的とした実験の実施と実験システムのブラッシュアップに関しては、3名の被験者を対象に、8つの実験を実施し、本研究の実施における注意点として、1.デバイスのセンサーはデバイスに直接固定せず、デバイスから距離を離して固定する、2.磁界発生部とデバイスセンサー、頭部センサーが一直線に並ばない立ち居値とする、3.デバイスは、小さいものである方が被験者の自然な無意識の動作が期待される、4.被験者のデバイスの持ち方を、タッチ操作の影響の少ない持ち方に制限する、といった知見を得るに至った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

H26年度の具体的な研究計画・方法として記載した項目を、予定通り遂行することができ、本成果を学会発表できたことを理由とする

今後の研究の推進方策

現状では、研究計画の変更はない。研究計画に基づき、H27年度の研究を推進する計画である。

研究成果

(1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ポジティブ感・ネガティブ感計測のための無意識動作測定システムの構築2015

    • 著者名/発表者名
      柿山浩一郎
    • 学会等名
      日本感性工学会 感性フォーラム札幌2015
    • 発表場所
      札幌市立大学 サテライトキャンパス
    • 年月日
      2015-02-21 – 2015-02-21

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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