社会的問題となっている「ながら歩き」は生活する上で癖の1つとなっているため、歩行中の使用を自らやめることが困難である。そのため、人の行動を自動的に読み取り、端末の使用を防止させることが有効であると考えられる。 通常歩行状態の把握として使用状況によって生じる端末の揺れ・振動については「加速度」を利用し、誤検出を軽減すべく加速度のみでの判別が曖昧な場合は、他の要素による補助機能として、歩行速度(GPS)、インカメラ端末による注視判別を用いて「多要素判別アプリケーション」の開発を行った。 各環境下での歩行判別実験の結果、高い精度で歩行中のスマートフォン使用を検出し、非歩行時における誤検出を軽減できた。
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