研究課題/領域番号 |
26750036
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 滋子 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (50382437)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 2型糖尿病 / 料理画像 / スマートフォン / 栄養素等摂取量推定 |
研究実績の概要 |
本研究では、これまでに開発を進めてきた、基準となる料理画像を見て料理単位で栄養素等摂取量を推定するマニュアル(主食料理)について、栄養士・管理栄養士10名を対象に有用性および有効性の検討を行い、結果を反映させた改訂を行っている。主食料理以外の項目については、基準の料理リストに掲載する料理を選定するために、我々が開発した2型糖尿病患者自己管理支援システム(DialBetics)を用い、既に実施した臨床試験において患者が登録した料理(約20100件)のデータベース化を行った。個々の料理は、登録量、エネルギー・栄養素等摂取量および述べ登録数を確認することが可能である。さらに個々の料理は料理の枠組み(主食、主菜、副菜等)、食品群、調理方法によって分類した。引き続きマニュアルの開発を進め、有用性ならびに有効性を検証するとともに、2型糖尿病患者を対象とした臨床試験を実施する予定である。 また、DialBeticsのエネルギー・栄養素等摂取量の推定(以下、食事評価)の有効性が示唆されたため、個々の料理の評価の正確さや、評価者間の推定の正確さについても検証の準備を進めている。マニュアルの開発に関連してデータベース化した料理を基に、料理の枠組み、食品群、調理方法から100件の料理を選択し、材料を実測して調整した料理をデジタルカメラで撮影して料理画像を用意した。この画像を用いて、管理栄養士による食事評価を行い、料理画像を用いた食事評価方法の標準化についても検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
マニュアルの改訂・開発に時間を要し、また、料理画像を用いたエネルギー・栄養素等摂取量の推定試験の検証を行ったため、当初予定していた管理栄養士による検証および臨床試験の実施が予定よりも遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
マニュアルを完成させ、全体としての有用性ならびに有効性を検証し臨床試験を実施する。また、新規に調整した100件の料理画像を用いたエネルギー・栄養素等摂取量の推定試験(食事評価)を行い、個々の料理の評価の正確さならびに、評価者である管理栄養士間の推定の正確さについて検証する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初予定していた検証試験が遅れたため、謝金等が発生しなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
予定通り検証試験の謝金等として使用する。また、成果発表(学会発表等)のために使用する予定である。
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