適切なカロリー制限は、様々な疾病を予防するなどの健康効果をもたらすことが知られている。本研究では、カロリー制限によって著しく変化する血中miRNAに着目し、miRNAを介した免疫制御に関するメカニズムを明らかにすることを目的とし、実験を行った。マウスを用いて、カロリー制限を行ったところ、カロリー制限食の摂取によって脾臓中のナイーブT細胞が増加し、血清中で発現が増加するmiRNAを同定した。今後は、選抜したmiRNAのターゲット分子を同定し、miRNAによる免疫機能制御メカニズムの詳細を明らかにしたいと考えている。
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