研究課題
若手研究(B)
風味および嚥下運動に対する音声言語情報の影響を検討した。その結果,口腔内への飲料投入を予め知らせた場合のほうが知らせない場合よりも,飲料をうまく感じさせること,音声言語情報によって引き起こされる予測が実際に摂取する飲料と一致する場合に,うまさと飲み込みやすさが増すことが示唆された。また,口腔内投入の事前合図が無い場合に,嚥下運動時の筋収縮が不十分となり,高齢者では予測と異なる飲料を飲み込む場合に,嚥下反射が弱化することが示唆された。
言語聴覚障害学