• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

抗腫瘍薬による自然免疫能の変動と栄養輸送担体との発現調節の関連性

研究課題

研究課題/領域番号 26750053
研究機関北海道薬科大学

研究代表者

高橋 夏子  北海道薬科大学, 薬学部, 講師 (60535293)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード抗がん剤治療 / ディフェンシン
研究実績の概要

抗がん剤がもたらす生体へのダメージは多大であり、免疫機能の維持・向上が治療の効果を高めるには不可欠である。しかしながら、がん治療と免疫低下に関する研究では、獲得免疫に関する研究が多くを占め、最も重要と考えられる患者自身に本来備わる自然免疫(=腸管免疫)の影響については検討されていない。また、免疫賦活を期待し治療と併用してサプリメントを使用するケースが増えているが、輸送担体を含めたリスク評価に関しては生体機能への影響を考慮して評価している報告は少ない。本研究では、抗がん剤によって誘導される腸管免疫低下と栄養輸送トランスポーターの関連について基礎的検討を行い、腸管機能を総合的に評価するシステムを構築することを目的とした。
当該年度においては、抗がん剤投与後24時間の小腸を取り出し、α-defensin発現への影響を確認した。その結果、腸管免疫の指標であるα-defensinの発現は減少傾向を示すことが明らかとなった。また、前年度までの検討で明らかとなったin vitroにおける抗がん剤曝露がα-defensinの発現に及ぼす影響と相関する結果となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 食品成分による腸管免疫の維持・改善に関する研究2017

    • 著者名/発表者名
      窪田篤人、小林正紀、竹野礼子、更科壮太、高橋夏子、保田元気、古堅彩子、鳴海克哉、井関健
    • 学会等名
      日本薬学会第137年会
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      2017-03-25
  • [学会発表] 経口抗がん剤が腸管免疫に与える影響2016

    • 著者名/発表者名
      髙橋夏子、保田元気、窪田篤人、小林正紀、井関健
    • 学会等名
      第26回日本医療薬学会年会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-09-17

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi