児童生徒のWell-beingに関連する食習慣や食態度を明らかにするために,学校給食や家の食事の楽しさに着目し研究を行った。学校給食を楽しいと感じている児童ほど,生活の質が良好であったことから,楽しい雰囲気の中で給食を食べる環境づくりの必要性が示唆された。また,家庭の食事を楽しいと感じていることは,生活の質の良好さに関連していることが示され,食事が楽しいと感じている要因としては,食事中に家族が子どもの話を聞くことなどが関与していた。結果から,共食の質(家族との食事のあり方)をより良くすることの重要性が示唆された。
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