大豆イソフラボン及びその代謝産物のエクオール(EQ)は、弱いエストロゲン様作用をもつことが示唆されており、閉経後女性における肩こり、ホットフラッシュ等の血管運動性更年期症状や骨粗鬆症等を改善することが報告されている。本研究では、血管運動系更年期症状の指標である血流に対するEQの作用を検討するとともに、EQの骨密度に対する影響を閉経後モデルラットにおいて評価した。 EQ摂取は、閉経後モデルラットにおいて、エストロゲン欠乏に起因する血流および骨密度の低下を抑制した。これらの結果より、EQは閉経後女性における血管運動性更年期症状および骨粗鬆症を緩和する可能性が示唆された。
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