本研究は、「使いやすさ」と「教育の質」の2つの志向から、eラーニングシステムのユーザインターフェース(UI)の新しい志向について検討するものである。 1つ目の「使いやすさ」に関しては、ゲームニクス的(テレビゲームのように誰でも説明書を見ずに使い始められるUI等の工夫)な志向を元に、eラーニングシステムを初めて使う教員のための新しいUIとして、必要な機能を優先的に表示するアダプティブなUIを設計し、実装した。2つ目の「教育の質」に関しては、インストラクショナルデザイン的な考え方を活用したUIを検討することで、グループワークやプロジェクト学習(PBL)に特化したUIを検討し、開発した。
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