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2015 年度 実施状況報告書

個人と組織による授業改善を支援する分散型ラーニング・デザイン作成支援環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 26750086
研究機関放送大学

研究代表者

辻 靖彦  放送大学, 教養学部, 准教授 (10392292)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードLearning Design / SNS / LMS / シラバス
研究実績の概要

本科研では,これまで開発してきたLOLA(Learning Objectives/Learning Activities)におけるLMSとの連携機能の開発を主な目的としている.本年度も引き続きLOLAとLMSの連携機能の技術仕様について調査を行い,その実現方法について検討を行った.現時点ではIframe形式における連携を想定しており,プロトタイプシステムの開発中の段階である.LMSとの連携機能のモジュール開発が終了次第,横断検索機能についても着手することを予定している.
並行して本研究では,開発したLOLAが連携しているSNSや,連携を目指すLMS等のICTに着目し,2014年2月に文科省委託事業で実施された全国の高等教育機関におけるICTの利活用に関する調査研究の回答結果の分析を行った.具体的には,スマートフォン等のモバイル機器を積極的に活用している高等教育機関(大学)における,ICTツール利用状況の俯瞰的な傾向を明らかにした.併せて,ICTツールを活用した教育における推進体制,LMSの導入率,支援体制等の各事項と大学規模との関連を明らかにした.さらに並行して,LMSによって運用されているオンライン授業科目において,課程別の学生が持つオンライン上の学習活動における振る舞い,具体的には学習ペースと学習時間の分布について分析し,課程別の振る舞いの違いについて示した.これらの結果はいずれも,LOLAとLMSの連携方法や,機能面に対して寄与できると考えられる.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

LOLAの機能追加及び,LMSの連携機能における技術仕様の選定及び開発が遅れている状況にある.その理由として,連携機能の開発にはSNS側の開発(LOLAの改修)とLMS側の開発の双方に開発コストがかかることが考えられる.

今後の研究の推進方策

・LOLAとLMSの連携機能の技術仕様の確定

・プロトタイプシステムの開発

・システムの形成的評価

次年度使用額が生じた理由

技術仕様の検討に想定より時間がかかり,開発の業務委託の執行まで至っていないことが挙げられる.

次年度使用額の使用計画

次年度に技術仕様を策定の上,開発の業務委託費を執行予定である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] eラーニング科目における受講ペースと成績との関連2016

    • 著者名/発表者名
      竹生久美子,辻 靖彦
    • 学会等名
      日本教育工学会研究会
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2016-03-05
  • [学会発表] 悉皆調査を基にした日本の大学のモバイル活用先進校の特徴~ICT 活用実施状況に着目して~2015

    • 著者名/発表者名
      辻 靖彦,稲葉理江子,酒井博之,重田勝介,田口真奈,飯吉透
    • 学会等名
      日本教育工学会第31回全国大会講演論文集
    • 発表場所
      電気通信大学
    • 年月日
      2015-09-21
  • [学会発表] 通信・通学課程の e ラーニングにおける成績上位群と下位群に見られる学習行動の分析2015

    • 著者名/発表者名
      竹生久美子,辻 靖彦
    • 学会等名
      教育システム情報学会第40回全国大会講演論文集
    • 発表場所
      徳島大学
    • 年月日
      2015-09-03

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公開日: 2017-01-06  

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