研究課題
若手研究(B)
超巨大地震に関連した隆起・沈降要因の解明を大きな目標として、東北地方太平洋沖地震時および、地震前の数十年間に地盤の沈降が報告される三陸海岸南部の陸前高田平野および気仙沼大川平野で過去1万年間の地殻変動の傾向を推定した。両地域ともに、沖積層の解析から推定された約1万年前の海面高度が、地殻変動を含まないモデル計算で推定される同時期の海面高度よりも低いことから、当該地域が過去1万年間全体としてみると沈降傾向にある可能性を指摘できた。
地形学