内陸開発途上国~港湾間の経済回廊整備を支援・促進させることを目的として、①エージェントベースモデルにより経済回廊整備に係わるステークホルダー間の相互関係を表現するモデルを開発した。さらに、②国境および港湾での輸送時間変動を考慮した貨物流シミュレーションモデルを開発し、国境および港湾抵抗減少時の貨物流に関するシミュレーションを実施した。 分析の結果、ケニア~ウガンダ間の鉄道を改善することにより、道路整備も促進されることが示された。また地域全体の純便益を向上させるには、地域内の交通インフラ整備を主導する組織を新たに設立(もしくは国際機関が主導)することが効果的であることが示された。
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