ヒト静止立位姿勢の関節間協調運動を創発する神経系の制御戦略

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26750147
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生体医工学・生体材料学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 鈴木 康之 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (30631874)
• 研究協力者: 野村 泰伸 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授 ; 佐古田 三郎 国立病院機構刀根山病院, 院長 ; 清野 健 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 准教授 ; 遠藤 卓行 国立病院機構刀根山病院, 神経内科, 医師 ; 棚橋 貴夫 市立東大阪医療センター, 神経内科, 部長 ; 付 春江 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 研究員 ; 山本 智久 大阪大学, 大学院基礎工学研究科 ; 吉川 直也 大阪大学, 大学院基礎工学研究科 ; 森本 大樹 大阪大学, 大学院基礎工学研究科 ; 井上 拓弥 大阪大学, 大学院基礎工学研究科 ; 松田 和之 大阪大学, 大学院基礎工学研究科 ; 道本 健二郎 大阪大学, 大学院基礎工学研究科
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 姿勢制御 / 間欠制御 / パーキンソン病

研究成果の概要

ヒトの静止立位姿勢は柔軟に維持されており，足および股関節をはじめとする身体関節は協調的に変動している．本研究では若年健常者の姿勢動揺計測実験を行い，その協調的な関節運動が身体に内在する機械力学的な特性を巧みに利用した制御によることを示した．また，健常高齢者とパーキンソン病患者の姿勢動揺計測実験を行い，静止立位時の身体の揺れ方から健常者とパーキンソン病患者を大別できること，パーキンソン病患者の立位姿勢の不安定化は健常者の柔軟な姿勢制御メカニズムの崩壊に起因する可能性があることを示した．

自由記述の分野

生体工学