研究課題
若手研究(B)
新しい分子構造を持つ人工酸素運搬体の創製を目指し、赤血球から単離したヘモグロビン(Hb)を四分岐PEGの末端に結合させ、複数のHbが精密に配置、分子間架橋された高分子量Hb集合体(aligned megadalton Hb; AM-Hb)を合成した。人工酸素運搬体としての性質を各種物性測定により評価したところ、合成されたAM-Hbは架橋剤の鎖長に依存した分子サイズを持つことが確認され、赤血球、Hb溶液、Hbベシクルに比べて高い粘度と高い酸素親和性を示すことが明らかとなった。
生体医工学・生体材料学