研究課題
若手研究(B)
慢性心不全患者の筋肉量はどの程度運動できるかを決める重要な因子である.近年では筋肉量が減少する状態をサルコペニアと呼ばれるようになった.一方,筋肉を加温すると筋肉量減少予防が期待できることが報告されているが,慢性心不全患者に対する筋肉加温効果は示されていない.そこで本研究では,その効果検証を目的とし,慢性心不全患者のサルコペニアに及ぼす影響の検討を行った.その結果,心不全の重症度よりも年齢・性別や栄養状態が影響を及ぼす因子であることがわかり,男性におけるサルコペニアと栄養状態は密接な関係があることがわかった.
心臓リハビリテーション