研究課題/領域番号 |
26750207
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
西上 智彦 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (60515691)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 痛み / 運動 / 脳波 |
研究実績の概要 |
慢性痛患者に対して運動療法が効果的であることが報告されている.しかし,初期評価時に運動療法にて治療効果が十分認められるかの予測は困難である.近年,腰痛症患者にfMRIを用いて,慢性化するかどうか予後予測可能か検討した結果,初期評価時の安静時の脳活動において,側坐核と前頭前野の機能的結合が強い症例程,慢性化することが明らかとなっている.本研究の目的は,初期評価時の脳活動が運動療法の治療効果を予測できるか検討することである. 対象は繊維筋痛症例7名で平均年齢48.8±8.5歳であった.初期評価次の痛みの程度はNumeric rating scale(NRS)にて6.7±1.1,日本語版Fibromyalgia Impact Questionnairer(JFIQ)は54.5.1±4.3点,痛みの破局的思考(PCS)は38.0±10.3であった.脳波測定の結果,健常人とのデータベースの比較によって認められた異常部位は前頭前野が3名,前帯状回が3名,後帯状回が1名であった.3ヶ月後のNRSは6.0±2.4,JFIQは45.5±8.3点,PCSは30.2±9.3であった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
運動療法の対象となる症例が十分に集まっていないので、運動療法効果あり群となし群の比較がいまだ行えていない。
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今後の研究の推進方策 |
今年度、引き続き難治性疼痛患者の症例のリクルートを行っていく。症例数があつまり、運動療法効果あり群となし群の比較検討を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究対象者が少なく、備品の購入が少なかったことと、十分なデータが集まっていないため国際学会での発表には至らなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
研究対象者が増やすことで、備品の購入が増え、また、ソフトの更新のために研究費が必要である.また、十分なデータを集めることで国際学会での発表が可能となる,
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