研究課題
若手研究(B)
スポーツではしばしば、予想と異なる運動の遂行が要求される。本研究は、特に素早く正確な修正が必要となる打球運動を対象として、事前の予想が外れた際の素早い修正に関わる中枢メカニズムを解明することを目的とした。結果として、①350ms程度で完了するような短潜時運動の修正が予測感覚情報を利用することによって実現されること、②予測感覚情報の生成は動作開始直前の補足運動野の働きによって達成されること、③一方で、補足運動野は動作開始後には素早い運動修正に関する役割を担っていないことが明らかとなった。
スポーツ心理学