研究実績の概要 |
高齢者が転倒しない安全な環境を整備することも重要であるが、でこぼこな床面や障害物に遭遇した際それに対応して転倒しない動作が取れるか否かは非常に重要である。転倒発生の多くは歩行中の躓きに起因することがこれまでの研究で明らかにされている。本研究では、躓きによる転倒リスクが高い高齢者をスクリーニングする評価法 (Trip related Fall risk Assessment; TFA)を開発し、妥当性を検証, TFAをシステム化する。最終的には、従来の転倒リスクアセスメントとTFAの結果に基づき個々人の状況に応じた転倒予防対策を構築する。 平成26年度は、高齢者の転倒リスク(Demura et al. 2010)の調査、転倒関連体力の測定及び3次元動作解析システムを用いた歩行測定のデータ解析を行った。平成27年度はこれまでの測定及び調査結果を参考に妥当なTFAを提案し、その有効性を明らかにする。
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