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2018 年度 実績報告書

ドイツにおける匿名の母子支援と赤ちゃんポストに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26750355
研究機関千葉経済大学短期大学部

研究代表者

柏木 恭典  千葉経済大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (80461771)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード赤ちゃんポスト / 内密出産 / シュテルニパルク / 反権威主義的教育学 / ドイツ / 新教育 / 幼児教育理論 / 母子支援
研究実績の概要

該当年度に実施した研究の成果は、以下の通りです。
第一に、2018年12月の保育学研究第56巻3号にて、「赤ちゃんポスト以前のユルゲン・モイズィッヒの幼児教育論」を掲載されました。この論文では、本科研費研究で明らかになった赤ちゃんポストの創設者に光をあて、ドイツの教育思想の文脈の中で、赤ちゃんポスト創設に向かう彼の背景について言及しました。
第二に、本研究で明らかになったことを、『児童心理』(金子書房)2018年11月号(No.1063)、12月号(No.1064)、2019年1月号(No.1065)、2019年2月号(No.1066)で公表することができました。赤ちゃんポストのことだけでなく、匿名出産と内密出産についても詳しくここで論じました。特に匿名出産の意義について、丁寧に記述しました。また、最後の回では、これからの教育学との関連の中で、赤ちゃんポストを論じることができました。
第三に、2019年3月の千葉経済大学短期大学部研究紀要にて、「ドイツにおける「アウシュヴィッツ以後の教育」の理論と実践 -赤ちゃんポスト研究の観点から-」を執筆しました。この研究は、アドルノが「アウシュヴィッツ以後の教育」を提唱した後のアウシュヴィッツ以後の教育に焦点を合わせたもので、この教育が、2000年の赤ちゃんポスト創設の背景としてあった、ということを明らかにしています。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] シュテルニパルクの教育学と赤ちゃんポストの未来2019

    • 著者名/発表者名
      柏木恭典
    • 雑誌名

      児童心理

      巻: 1066 ページ: 251-257

  • [雑誌論文] ドイツにおける「アウシュヴィッツ以後の教育」の理論と実践 - 赤ちゃんポスト研究の観点から -2019

    • 著者名/発表者名
      柏木恭典
    • 雑誌名

      千葉経済大学短期大学部研究紀要

      巻: 15 ページ: 19-28

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 赤ちゃんポスト以前のユルゲン・モイズィッヒの幼児教育論―ドイツの反権威主義的教育学とアウシュヴィッツ以後の教育―2018

    • 著者名/発表者名
      柏木恭典
    • 雑誌名

      保育学研究

      巻: 56 ページ: 81-91

    • DOI

      https://doi.org/10.20617/reccej.56.3_81

    • 査読あり
  • [雑誌論文] なぜ、赤ちゃんポストは創られたのか?2018

    • 著者名/発表者名
      柏木恭典
    • 雑誌名

      児童心理

      巻: 1063 ページ: 119-125

  • [雑誌論文] 身元を明かさない出産2018

    • 著者名/発表者名
      柏木恭典
    • 雑誌名

      児童心理

      巻: 1064 ページ: 120-127

  • [雑誌論文] 赤ちゃんポストに預けられた子のその後2018

    • 著者名/発表者名
      柏木恭典
    • 雑誌名

      児童心理

      巻: 1065 ページ: 119-125

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公開日: 2019-12-27  

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