研究課題/領域番号 |
26750360
|
研究機関 | 独立行政法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
大西 香世 独立行政法人国立成育医療研究センター, その他部局等, 研究員 (60727410)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 新生児医療 / 生命維持治療の差し控え / 生命維持治療の中止 |
研究実績の概要 |
本研究では、日本の新生児医療の現場における、重篤な疾患をもつ新生児への治療に関する「差し控え」および「中止」に関して、既存の「ガイドライン(「話し合いのガイドライン」)では何が問われてきたか、「子どもの最善の利益」とは何かについて、海外の事例と比較検討しながら、考察を進めてきた。治療が過剰になった場合の弊害としては、治療による副作用、子どものQOLの低下などが挙げられるが、子どもの最善の利益を尊重するためには、「積極的医療」、「制限的医療」、「緩和的医療」、「看取りの医療」といった多様な医療の選択肢が提示されていることが、先行研究レビューにおいて明らかになった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通りの先行研究レビューが進められた。
|
今後の研究の推進方策 |
治療拒否あるいは医療ネグレクトに対する措置に関する社会的コンセンサスを検討する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
海外調査を本年度に行わなかったため。
|
次年度使用額の使用計画 |
次年度に海外調査を行う。
|