1)恐怖条件付け中や想起のどの時点で青斑核NA神経が重要であるかを光遺伝学を用いて明らかにした。恐怖条件づけにおいては電気ショック時の神経活動が、また恐怖の消去学習においては音に応答する神経活動がそれぞれの学習に重要であることが明らかとなった。2)光遺伝学を用いて同定したNA神経は1で得られた知見と一致して、多くのNA神経が電気ショックに応答すること、また恐怖学習後には恐怖刺激応答性の神経が増加することが明らかとなった。3)さらに、恐怖学習とその消去学習においては青斑核NA神経の投射部位特異的に機能が異なることを明らかにした。
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