研究課題
若手研究(B)
本研究は、南部アフリカ・カリバ湖の商業漁業(カペンタ漁)をめぐる社会の動態を明らかし、持続可能な資源管理の枠組みについて検討することを目的とした。研究の結果、カリバ湖では商業漁業をめぐるアクターの多様化、集団性の弱体化が起こり、違法な漁が増加していた。そのため、漁業に関わる事業者を一面的に捉えるのではなく、その多様性や目的の差異、湖を共有するザンビアとジンバブウェにおける制度や実践の歴史的変遷等をふまえて、持続的な資源管理の枠組みについて議論していく必要性があることが示唆された。
アフリカ地域研究