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2015 年度 実績報告書

差別の規範理論――差別の悪の根拠に関する倫理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26770011
研究機関東京理科大学

研究代表者

堀田 義太郎  東京理科大学, 理工学部, 講師 (70469097)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード倫理学 / 差別
研究実績の概要

差別概念の哲学的分析論に取り組んだ。本研究は近年の英語圏の議論を詳細に検討し、とくに現在主流である不利益説を批判的に検討し、差別現象の社会的な性質に着目する「意味説」の意義と重要性を明らかにした。
本研究の意義は、差別という社会的に重要な問題に対して、差別概念の分析を通してその悪質さが何に由来するかを明らかにした点にある。ただ差別の悪質さの評価のための根拠となる規範についての検討は今後の課題として残された。
本研究では現在の英語圏における規範理論または政治哲学分野の差別論を検討したが、今後はこの成果の上に、平等、自由、厚生などの概念との関係で差別の悪質さを評価する研究に取り組む予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 何が差別を悪くするのか――不利益説の批判的検討2016

    • 著者名/発表者名
      堀田義太郎
    • 雑誌名

      倫理学年報

      巻: 65 ページ: 279-292

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 差別扇動としてのヘイト・スピーチの悪質さ2016

    • 著者名/発表者名
      堀田義太郎
    • 雑誌名

      生存学

      巻: 9 ページ: 10-25

    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 差別扇動としてのヘイト・スピーチの悪質さ2015

    • 著者名/発表者名
      堀田義太郎
    • 学会等名
      日本現象学社会科学会
    • 発表場所
      立正大学
    • 年月日
      2015-12-05 – 2015-12-05
    • 招待講演

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公開日: 2017-01-06  

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