本研究は、イ族と深い関りを持ったポラードとポーデスに関する一次資料を調査、収集し、及び中国国内のイ族地域で現地調査を行い、宗教学、歴史学、社会学の視点から、イ族におけるキリスト教の受容について考察を行うと同時に、今後の中国の少数民族におけるキリスト教のありかたを探っていくことを目的とするものであった。資料調査としては、本研究期間、イギリス・ロンドン大学、オーストラリア・国際福音宣教会等でポラードとポーデスに関わる新たな資料を閲覧、収集した。また中国雲南省禄勧県イ族村において現地調査を行った。これらの資料・データの分析を進め、日本、中国の学会等で発表したほか、論文としてまとめ、公刊した。
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