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2017 年度 研究成果報告書

江戸中期の「復古」思潮と中国観の変容に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26770033
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 思想史
研究機関駒澤大学 (2015-2017)
東京大学 (2014)

研究代表者

高山 大毅  駒澤大学, 文学部, 講師 (00727539)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード中国認識 / 近世日本思想 / 朱舜水 / 本居宣長 / 古賀トウ庵 / 荻生徂徠 / 江戸儒学 / 国学
研究成果の概要

本研究では、以下の事柄が明らかになった。(1)古代中国と明代中国の違いに江戸期の学者は自覚的であり、明代文化の受容の際には、明代の学芸の「復古」的な手法を選択的に摂取していることがある。(2)18世紀には、徂徠学などの「復古」的な思想により、後代の中国に対する評価は下がる。また、「人情」理解と人柄の柔和さを重視する思潮がこの時期に広く見られ、本居宣長の「漢心」批判もこのような思想の流れに連なっている。(3)古賀トウ庵は、「武」を重視し、文弱である中国よりも、「武」に秀でた満洲人などを高く評価する。トウ庵は、古代中国をもはや理想時代と考えておらず、「復古」思想からも脱却している。

自由記述の分野

日本思想史

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公開日: 2019-03-29  

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