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2016 年度 実績報告書

近衞秀麿研究―作品・資料目録データベース作成と資料の分析を通して

研究課題

研究課題/領域番号 26770043
研究機関桐朋学園大学

研究代表者

三枝 まり  桐朋学園大学, 音楽学部, 特別研究員 (10584211)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード西洋音楽受容 / 近衞秀麿 / 近代日本史 / オーケストラ
研究実績の概要

本年度は下記の研究を実施した。1. 楽譜データベースの作成。昨年度に引き続き楽譜資料(近衞秀麿作曲・編曲)を中心に入力・修正を行った。平成28年度の新規データ入力件数は74件、修正件数は635件であった。これに基づき、後述の報告書に楽譜一覧を掲載した。その他のデータ入力、修正件数などは以下の通り。人名データ:新規入力件数17件、修正件数30件曲名データ:新規入力件数55件、修正件数914件、画像データ:新規入力枚数2,657枚。 2.書簡類の整理 近衞家が所蔵する主な書簡についてリストを作成し、報告書に掲載した。①新響10周年記念(1935年)の祝辞23件、②秀麿宛書簡類83件、③秀麿の書いた書簡類19件、④その他の書簡類17件 合計142件 3. 近衞秀麿が渡欧時に聴いた演奏会のリストの作成。1923年、1930年の2冊のスクラップブックに基づき一覧表を作成、報告書に掲載した。①1923年が26件、②1930が48件の合計74件である。 4.資料の整理。近衞家に遺されている膨大な資料のうち、近衞秀麿に関連する資料を選別するべく、調査を続けた。現時点で、近衞秀麿関連資料として640件以上であり、引き続き整理を要する。また資料の修復についても、修復が実現した点数は限られており、この修復はなお今後の重要な案件として残されている。 5. 冊子体による研究報告書「近衞秀麿作曲・編曲資料目録」の発行。日本における西洋音楽受容と所蔵楽譜との関連について考察した。研究協力者らからの寄稿も含み、近衞秀麿作曲・編曲作品の資料について相当程度把握された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] The Orchestration of Gagaku Music by Hidemaro Konoye and His Musical Perspective2017

    • 著者名/発表者名
      Mari Saegusa
    • 学会等名
      International Musicological Society, 20th Quinquennial Congress
    • 発表場所
      Tokyo, Japan
    • 年月日
      2017-03-23 – 2017-03-23
    • 国際学会
  • [図書] 近衞秀麿研究 ―作品・資料目録データベース作成と資料の分析を通して2017

    • 著者名/発表者名
      三枝まり
    • 総ページ数
      131
    • 出版者
      三枝まり

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公開日: 2018-01-16  

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