研究実績の概要 |
2014年度に申請者は,これまでの個人・共同研究と結び付けながら機会ごとに,1930年代や戦後の特に建築に関する見解を明らかにすることで,4つの研究内容のうち①/④(1930年代の美学と建築の関係/1950年代のデザインと建築の関係)において進展をみた.発表が次年度に跨がったものも含めて以下の項目が本研究に該当する.①:AMANAI, Daiki. "Modernism and the Vernacular: an Architect in 1930s Japan", Serbian Architectural Journal, pp.29-42, 2014.06;天内大樹「理念を伴った建築展──分離派建築会」,『建築雑誌』,vol.129,No.1660,2014.7,p.27/④:若林幹夫(ゲスト)+南泰裕+天内大樹+市川紘司「〈建築理論研究 04〉──槇文彦ほか『見えがくれする都市──江戸から東京へ』」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2014/04/-04.php,2014.4;坂牛卓(ゲスト)+南泰裕+天内大樹「〈建築理論研究 06〉──篠原一男『住宅論』『続住宅論』」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2014/09/-06.php,2014.9;天内大樹「サステイナブルな芸術の共同体──山口文象ノンポリ説からみたRIAの原点」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2015/03/issue-04.php,2015.3;平田晃久(ゲスト)+南泰裕+天内大樹+市川紘司「〈建築理論研究 08〉──菊竹清訓『代謝建築論──か・かた・かたち』」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2015/04/08.php,2015.4. また当年度研究予定の①/②(1930年代の工芸と建築の関係)に関しては,準備段階で資料が予想以上に集まっており,現地調査を次年度に延期することにしたものの,全体としての進度に影響はない.
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