建築論に関する研究の蓄積を元に,改めて芸術論の主軸としての美学,および大局的に見て近代建築論と並行して発生したものと考えられるデザイン論の3軸の交渉を,4つの具体的なフェーズを通して描き出す研究である.貫戦期というフレームのなかで,戦中の資料の乏しさを埋めるという課題が付きまとったが,4つのフェーズのうち1つに関しては成果発表を準備中であり,2つに関しては分析を進め,同じく成果発表につなげる.最後の1つに関しては資料を探す枠組みを変更することで対応できると思われるが,これは別の課題として継承・発展させて取り組んでいるところである.
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