研究課題
若手研究(B)
ジャンヌ・ダルクを題材とするシャルル・ペギーの作品(『ジャンヌ・ダルク三幕劇』(1897)、『第二徳の神秘劇の大門』(1911)等)とジョルジュ・ベルナノスの作品(『戻り異端で聖女のジャンヌ』(1929)等)を、ペギー『われらの青春』(1910)やベルナノス『良識派の大恐怖』(1931)に照らして再読した。その結果、両作家の文学テクストにおけるジャンヌ・ダルクの「沈黙」が、言語に対する彼らの批判的な眼差しを具現化するものであることが明らかになった。
フランス文学