研究課題/領域番号 |
26770132
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
McGee Dylan 名古屋大学, 国際言語文化研究科(国際), 特任准教授 (30622568)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 近世文学 / 出版文化 / 近世貸本屋 |
研究実績の概要 |
平成29年度に資料調査を進めて国会国立図書館で3回、京都大学付属図書館で2回調査を行い、そして一度石川県立図書館に所蔵する貸本との比較対照を行いました。この六回の調査で収集した資料を基にして大惣本の仕入れ、所蔵、修復の慣行のみならず、大惣の広報活動や当時の本屋・貸本屋との関係についての考察を進めました。29年6月にASCJ研究大会(於ICU 国際基督教大学)にて貸本屋大惣と尾張・美濃・三重・三重の古本屋および貸本屋との書物売買について発表しました。同年9月にEAJS研究大会(於神戸大学)にて旧大惣本における薬品・化粧品の広告について発表しました。また同年10月に全米日本文学会にて大惣が提供した近世名古屋戯作について研究成果を発表しました。現在、出版決定の論文が一点、審査中の論文が一点ある現状です。また著書の執筆が順調にすすみ、平成31年までに成稿する予定になっています。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
後五回の資料調査をもって旧大惣本の調査およびデーターベースの作成の作業も完成しそうな現状です。これまで集めたデーターを踏まえて著書の執筆が順調に進めて、平成31年までに原稿を完成して出版社に提出する予定になっています。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度、研究代表者が属する部局が文学部との再編に向かって数多くの懇談会、会議、説明会などに参加することになり、また新プログラムのカリキュラムに合わせて新しい授業科目を八つ作る必要があったため、計画通りに東京、京都、筑波での資料調査を行うことができませんでした。今年度に調査の最終段階に入り、論文執筆に欠かせない書誌学的データーを収集できるように、国会国立図書館で二回、京都大学付属図書館で二回、筑波大学付属図書館で一回調査を行う予定です。この五回の調査をもって、旧大惣本の調査を完成し、データーベースの作成も完成する予定です。また、集めたデーターを踏まえて著書の執筆を進めて平成31年までに原稿を出版社に提出する予定になっています。
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次年度使用額が生じた理由 |
来年度、各図書館にて資料調査を続けるために約29万弱の旅費を必要とする。今度に調査の最終段階に入り、論文執筆に欠かせない書誌学的データーを収集できるように、国会国立図書館で二回、京都大学付属図書館で二回、筑波大学付属図書館で一回調査を行う予定です。
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次年度使用額の使用計画 |
来年度、各図書館にて資料調査を続けるために約29万弱の旅費を必要とする。今度に調査の最終段階に入り、論文執筆に欠かせない書誌学的データーを収集できるように、国会国立図書館で二回、京都大学付属図書館で二回、筑波大学付属図書館で一回調査を行う予定です。
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