研究課題
若手研究(B)
本研究は中国の湘語に属する邵陽県方言を調査、記述するものである。この方言は有声音子音など、他の漢語方言では失われた古い特徴を数多く保持している。本研究はまず、邵陽県に赴き、調査票を用いて各地点の音声・語彙・文法を音声資料として記録した。次に、邵陽県方言のデータベースを構築した。最後に、地点間のバリエーションについて分析を実施し、論文執筆(4本)や学会発表(5回)を行った。これにより、湘語研究の空白を埋め、漢語方言の研究に多くの方言データを提供することができた。
言語学