(1)①狂言や噺本等の日本語史の資料から、上方落語や浄瑠璃等の演芸・芸能に関する資料等、関西の話術を代表する資料から、関西の話術のパターンを分析・考察した。また、関西の中でも特徴的な話術を持つ大阪の形成と歴史について先行研究を参考に分析・考察を行った。②関西地方出身の話者による話術の運用の実態に関する記述調査を実施した。(2)関西の話術との比較という観点から、東京の話術について、江戸時代後期の資料から現代に至るまで文献調査を実施した。(3)現代の韓国語話者の話術についての調査を実施し、書き言葉においても話術の違いが見られる可能性があることがわかった。
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