本研究では以下の3点を行った。まず、地方自治体における外国人窓口対応の実態を明らかにするために、(1)外国人窓口対応実態調査を通して窓口対応の実態と注意すべきポイントを整理した。また、これまでの「やさしい日本語」の研究では、外国人が日本人をどのように評価しているかは分析されてこなかったが、窓口で「説明」を受ける外国人側の視点がなければ、窓口対応支援プログラムは一方向的なものになってしまう。そのため、窓口対応の評価に外国人の視点を取り入れて(2)日本人の「説明」の診断ツールを開発した。(1)・(2)の結果をもとに、(3)外国人窓口対応支援プログラムを実施・改善した。
|