研究課題
若手研究(B)
本研究では、昭和初期と戦後の天皇の行幸を比較し、連続あるいは断絶しているのかの分析を試みた。そのため、戦時体制以前の最後の大規模地方行幸となった北海道行幸(1936年)、紀元2600年の際の京都・奈良・伊勢行幸(1940年)及び伊勢神宮への極秘行幸(1942年)の三つの行幸の資料収集を行った。また、帝国議会の開院式と国会の開会式への天皇行幸を分析し、議会側が天皇行幸などの継続を望んだことを明らかにした。
日本史