研究課題
若手研究(B)
『実録編修録 自大正五年至大正十年』の分析により、『王公族実録』の編修者浅見倫太郎の方針を検討した。その結果、彼が史料の客観性を重視して『王公族実録』を編修していった事実が明らかとなった。また、李王職が『高宗皇帝実録』『純宗皇帝実録』を編修する際に『王公族実録』を参照していたこともわかった。このほか、「皇帝」の名称を使ってよいのかを議論し、大義名分など細かい点に注意を払っていたことが明らかとなった。
東アジア近代史