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2017 年度 研究成果報告書

清朝中期の対外関係:「カントンシステム」再検討(1784-1833)

研究課題

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研究課題/領域番号 26770239
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 アジア史・アフリカ史
研究機関信州大学

研究代表者

豊岡 康史  信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (30712559)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード清朝史 / 中国対外関係史 / 中国経済史 / 中国政治史
研究成果の概要

18-19世紀初頭の清朝の対外政策は地方政府が管理しており、清朝中央はそこに関与しようとはしなかった。これはカントンシステムの運用においても同様であるが、それはカントンシステム下で行われる対外貿易の清朝経済に与える影響が必ずしも大きいものではなかったからである。
1830年代後半、アヘン密輸拡大に伴う銀流出と清朝国内経済の不調が結び付けられると、清朝中央はカントンシステムに積極的に関与し、イギリスとの緊張が高まった。すなわちアヘン戦争は、清朝の国内経済と対外貿易との関係についての認識の転換が引き起こしたものであったのである。

自由記述の分野

東アジア近世・近代史

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公開日: 2019-03-29  

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